- 五徳の焦げ付き汚れの落とし方をお調べの方
- コンロ周りの掃除の方法をお調べの方
- 頑固な焦げ付き汚れを落とす掃除テクニックを知りたい方
五徳 きれいにする方法 | 汚れレベル別にまとめました
この記事では、ガスコンロの「五徳」やその周辺のお掃除についてご紹介していいます。
まずは、五徳の素材と汚れ方の確認をしつつ、汚れのレベルに応じた掃除の仕方について触れていきます。
五徳の素材は?
近年では、一般的に五徳の素材は「ホーロー製」か「ステンレス製」が多いようです。
- 「ホーロー」=鉄やアルミなどの金属にシリカ(二酸化ケイ素)を主成分とする釉を高温で焼き付けたもの。
- 「ステンレス」=鉄より錆びにくい合金素材。
五徳の汚れの種類
五徳は焦げ付き汚れや、調理時の鍋やフライパンなどからの吹きこぼれ・油はねなどの汚れが主な原因です。
汚れたあとに直ぐに対処すれば簡単に落ちますが、厄介なのは時間が経過するほど、頑固に汚れが固着してしまう点です。
アルカリ性でこびりついた汚れを落とす研磨作用のある「重曹」が効果的です。
当記事では、汚れ方の固着のレベルに応じて、掃除・洗浄方法をご紹介致します。
方法1 (汚れレベル 弱) | 汚れを未然に防ぐ掃除方法
汚れが軽い場合は中性洗剤とスポンジを使って掃除します。
スポンジの代わりに雑巾や布巾、キッチンペーパーを使っていただいてもOKです。
毎日、調理が終わった後、もしくはキッチンの片付けの際に行えば習慣になります。
「汚れたら、すぐに拭き取り!」を習慣にすれば、汚れの固着を未然に防止できるのね!
方法2 (汚れレベル 中) | 焦げ付き汚れがある場合の掃除方法
中性洗剤では落ちない汚れの場合は、「重曹」を使って洗浄を行います。
使用するもの
- 重曹
- スポンジ
- 洗面器か洗い桶(五徳が入るサイズ)
- キッチンペーパー
手順
ぬるま湯100mlに対し重曹小さじ1の割合で、必要量を洗面器や洗い桶に入れ、よく混ぜ合わせる。
汚れが浮き上がらない場合は、時間を長くしましょう。
方法3 (汚れレベル 強) | 焦げ付き汚れが激しい場合の掃除方法
前述の汚れレベル中のパラグラフでご紹介した、重曹を使用したつけ置き洗いで五徳の焦げ付きが落ちない場合は煮沸をする方法で強レベルの焦げ付き汚れに対処します。
使用するもの
- 重曹
- 鍋(五徳が入るサイズ)
- 五徳や受け皿をつかむためのトング
- ゴム手袋
- 焦げ落としスポンジ ※必要な場合
- スクレーパー ※必要な場合
- キッチンペーパー
アルミ製の鍋やフライパンは使わない方が良いです。
アルミ製の鍋やフライパンに重曹を入れると、化学変化により変色を引き起こす可能性があります。
またテフロン加工のフライパンも使用を控えた方が良いでしょう。
重曹を使うとテフロン加工が剥がれてしまう恐れがありますので、捨ててしまう予定のフライパンなどを使いましょう。
手順
五徳が入る大きさの鍋やフライパンを用意し、水1リットルあたり重曹大さじ1杯の分量を入れます。
強い焦げ付きがある五徳や受け皿をフライパンや鍋に入れます。
もし五徳や受け皿が隠れない場合は、少し水を追加してあげましょう。
フライパンや鍋に水を並々に入れてしまうと、沸騰させた際に吹きこぼれてしまう恐れがあるため注意が必要です。
本来は2~3時間浸け置きするのが望ましいそうですが、今回は1時間ほど浸け置きして試してみました。
重曹水を沸騰させてアルカリ度を高めるだけでも、焦げ汚れが柔らかく落としやすくなっているようでした。
強力な焦げ付きは何層にも重なり合ってできていることがあるため、下の層の焦げ汚れは浸け置き時間を長くとった方が落としやすくなるかと推測します。
手短に浸け置きして、サクッと洗浄を終わらせたいときは浸け置き時間を短くしてトライしてみて下さい。
熱してから放置した五徳と受け皿をフライパンや鍋などから取り出します。
取り出しの際にはトングなどを活用しましょう。
取り出した五徳や受け皿は、焦げ付きが浮き上がって簡単に取れるぐらいに柔らかくなっていました。
コゲとりスポンジがおすすめ
普通の食器用スポンジを掃除用に使っていただくのも問題ないですが、100円ショップでも売っている上の写真のようなコゲとりスポンジだとさらに汚れを落としやすく、五徳もキズが付きにくいのでおすすめです。
コゲがなかなか取れない場合は
焦げがなかなか取れない場合は、「スクレパー」を使うのも1つの有効な方法です。
焦げをゴッソリと広範囲で取れるので便利です。
上の写真のスクレパーは100円ショップ「ダイソー」で購入しました。
水に溶かした重曹は温度が上がると、強アルカリになります。汚れをより落としやすくなりますが、取扱いにも注意です。
オキシクリーンでも
重曹ではなく、オキシクリーンを水に溶かして煮沸することで、上記と同様に強固な焦げ汚れなどを浮かして落とすことができます。
方法4 | 部分的な汚れがある場合の対処法
部分的に焦げ付き汚れがある場合などは、重曹パックを行って対処しましょう。
使用するもの
- 重曹
- ラップ
- キッチンペーパー
手順
「重曹ペースト」は、100円ショップなどで安価に購入することもできます。
まとめ
本記事では、五徳の汚れを理解、汚れレベルごとの対策を把握して実践する方法をご紹介しました。
一度、きれいに五徳やコンロ周りを掃除できたら、毎回の自炊ごとに五徳やコンロの汚れを中性洗剤などで軽く拭き取ることを励行できるようになると、以降の掃除が楽になります。
方法 | 作業時間 | コスト | 労力 |
---|---|---|---|
方法1 | 5分以内 | 1番安い (食器用洗剤とスポンジなど) | 軽 |
方法2 | 1時間前後 | 4つの方法のうち中間 (重曹・スポンジ・五徳を入れる容器・手袋代など) | 中 |
方法3 | 1時間~3時間 | 1番高い(重曹・スポンジ・五徳を入れる容器・手袋・ガス代など) | 大 |
方法4 | 1時間程度 | 4つの方法のうち中間 (重曹ペースト・ラップなど) | 中 |
上の表を見ていただくとコスト的にはあまり大差はなさそうですが、4つの方法で作業負担がだいぶことなります。
方法2~4もたいして難しくないので、気軽に実践していただければと思います。
ただ、できれば普段から食器やキッチンの後片付けの際にでも五徳まわりをスポンジと食器用洗剤などで軽く掃除して、汚れを未然に防いでおくことが良いですね。
方法1を毎日実践しておけば、普段からきれいな状態を保てますし、後々面倒な焦げ落としの掃除などをしなくて済みますね。