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電気ポット・ケトル 掃除の仕方 | 定期的にクエン酸などで洗浄も
電気ケトルやポットについて、月に1回程度、簡単に実践できる掃除方法についてまとめました。
掃除部位は「本体内側」「フィルター」「本体外側」の3箇所に分けて解説します。
- 本体内側
- フィルター
- 本体外側 (電気プレートも)
電気ケトルの汚れの種類
1.本体内側の汚れ
水を入れるケトル本体の内側の汚れについて、白い浮遊物、虹色などの変色、白い斑点、赤さび状の斑点などは、水に含まれるミネラル成分の作用によるものです。
また本体の内側部分には、「水アカ」や「カルキ」の汚れも蓄積します。
付着した汚れは、放置すると固着し、頑固な汚れになるため早めの対処が肝心です。
水道水は関東ローム層がある関東地方が硬度が上昇しやすいくなります。
関西地方は関東地方に比べ軟水のようです。
硬水の方がミネラル分をより多く含むため、汚れが付着しやすくなります。
ミネラルウォーター:ミネラルが多いので汚れが付着しやすい。
お茶:色素があり、汚れが沈殿しやすい。
牛乳:臭いが移る可能性あり。
※そもそも故障の原因になるので、水以外は沸かさない方が良いでしょう。
なるほど、ミネラルウォーターを入れて沸かさない方がいいんだね!
2.フィルター
メーカーの特定の機種には、注ぎ口の手前に「フィルター」が付属しているポットやケトルがあります。
フィルターにも「カルキ」などが溜まり、「水アカ」蓄積されますので、定期的な掃除が必要です。
3.本体外側
本体外側は、「ホコリ」や「手アカ」、キッチンで使用している関係で跳びはねた「油汚れ」が付着していることがあります。
電気ケトルの掃除頻度
1ヵ月~3か月に1回程度
電気ケトルはできれば1ヵ月に1度程度の頻度で掃除を行いましょう。
期間を空けるとしても、最低3か月に1度ぐらいは掃除をした方が、良いでしょう。
掃除の方法はあまり手間がかからず簡単なため、できれば毎月行う方が、期間を空けるよりも掃除忘れ防止にも繋がります。
お使いのケトルやポッドの汚れ具合に応じて、自分たちの無理のない頻度で掃除を行っていきましょう。
お手入れ時、掃除の際の注意事項
電気ケトルやポットの本体を傷つけたり、故障の原因となるような掃除方法や掃除用品の使用避けて下さい。
◎内容器以外は、水洗いしないでください。
(電気部品に水が入り故障の原因となります)◎次のものは使わないでください。
- 食器洗い乾燥機、食器乾燥機
- 酸性、アルカリ性洗剤・漂白剤・ベンジン・シンナー
- スポンジのナイロン面や金属たわし・磨き粉・つまようじ・ピンなど先の尖ったもの
(傷つき・変色・内部に液が浸透し故障の原因となります)
◎内容器のお手入れ後に、内容器の底面がぬれた状態で本体を逆さまにして乾燥させないでください。
(故障の原因となります)
引用元:Panasonic / 【電気ケトル】お手入れ方法を教えてください
掃除方法 | 本体内側
ケトル内側の水アカ汚れは「アルカリ性」の汚れです。
やわらかい布巾で拭き取るか、効率が良く洗浄できる「酸性」の性質を持つクエン酸を活用して掃除を行いましょう。
クエン酸を使った掃除方法は、各電気ケトル・ポットメーカーが推奨している洗浄方法です。
汚れが目立ってきた時のお手入れの仕方
Step.1 電気ケトルに満水量まで水を入れ、クエン酸を15g程度入れてかき混ぜます。
Step.2 ふたを閉めて沸とうさせ、約1時間放置します。
Step.3 お湯を捨てて、水ですすげばきれいに!
- 象印
- バルミューダ
- パナソニック
なお重曹は研磨作用があるため、本体内側の洗浄には使用しない方が無難です。
掃除に必要なもの
- やわらかい布
- クエン酸 15g
布巾で掃除をする方法
ケトルやポットの中を、水でよくすすいで、その後は布巾でよく拭いてお手入れをしましょう。
表面に傷がつく恐れがあるので内側底部のステンレス部分を強く擦らないように注意が必要です。
クエン酸を加えて沸騰させる掃除方法 手順
クエン酸15gは写真ぐらい!
ちょうど大さじ1と同程度だったよ!
クエン酸を使った洗浄の際は、他のご家族の方が謝ってクエン酸が入ったお湯を飲んでしまわないように本体に付箋を貼るなどして注意喚起しましょう。
クエン酸洗浄後のケトル・ポットの匂いが気になる場合は、水だけケトルの中に入れて沸騰させます。
沸騰後は少し時間を置いて、湯を捨てたら作業完了です。
酸性の特性を持つ、「お酢」や「レモン汁」でも代替可能です。
ただし、特に「お酢」は洗浄後に本体内側に臭いが残る可能性があります。
またコスト面を考えても、100円ショップでも購入可能な「クエン酸パウダー」を使った方が安上がりです。
ケトル&ポット使用後の注意点
電気ケトルを使い終わったら、中身は必ず残さないように流しに捨ててしまいましょう。
本体内にお湯を残したままにすると水アカが付きやすくなり、雑菌が繁殖するリスクも高まります。
掃除方法 | フィルター
電気ケトルのフィルターをセットしないとお湯が沸いてもスイッチが切れない場合があるそうです。掃除後はセットを忘れないように気を付けましょう。
掃除方法 | 本体外側
電気ケトルの本体の汚れ | レベル弱
本体外側が汚れている場合は、柔らかい布で拭いて汚れを掃除しましょう。
電気ケトルの本体の汚れ | レベル強
汚れが頑固な場合は、濡らした布に中性洗剤を含めせて、汚れをこすり、拭き取りましょう。
本体外側の掃除を行う場合、電源プラグを抜いてから行いましょう。
また使用したばかりの場合は本体の温度が下がってから掃除を始めないと火傷などの危険性があります。
本体や電源プレートなどは故障に繋がりますので、水に浸けて洗わないこと。
金属ブラシ、磨き粉、漂白剤などは本体を傷つける恐れがあるので使わないようにしましょう。
おすすめの電気ポット&ケトル洗浄剤
クエン酸100%で、錠剤タイプの製品です。
1回1錠が30gで、グラム数を計ったりせずに気軽に使えるのでありがたいです。
ケトルメーカーが販売している純正洗浄剤よりも価格もお手頃です。
余ったクエン酸水の活用方法
余ったクエン酸水、クエン酸が入ったお湯は、「キッチンの流し」や「洗面台」の水アカ汚れの掃除に使えます。
例えば「キッチンの流し」に捨ててしまうのであれば、水アカで汚れている部分にかけて、掃除用スポンジでこすれば、サクッとついで掃除ができます。
水アカが溜まったお風呂場にも流用可能なので、必要に応じて活用してください。
クエン酸が入ったお湯を掃除に活用する際は、やけどに十分注意して行って下さい。
電気ケトル&ポットの掃除 まとめ
他の場所の掃除も同様に、汚れが固着する前に定期的に掃除・洗浄して早めに対処することが一番の大切なポイントです。
本体の内側と外側で掃除方法が異なるため、やけど・本体の故障に気をつけながら、お手入れを行ってください。
ミネラルウォーターなど硬水やミネラル分をより多く含む水分は汚れが付着しやすいので、気を付けましょう。